連載 PARBREAK・パーブレーク VOL.6 2000/3/3 編集・伊丹邦男 |
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スイングプレーン PART.2 |
前回スイングプレーンの事を書きましたが、私が実践してわかった事が出て来ましたので、少し書いてみます。 プロ選手及び上級者は自分のスイングプレーンを確立している事は承知の事実と思いますが。実際に、これを確立するには難しい事が解りました。何故なら、例のスイング器具(レーザーアイ)を使用しての練習は直ぐに身につき、あたかも上達した気分になる訳ですが、そこからが上達を妨げる壁が待っていました。今までのスイングは出来ている訳ですが、イメージが練習、あるいはコースでの実践で薄らいでくる時期が必ずやってくると言う事です。すなわち、新しいスイングに改善すると言う事はイメージの移り変わりである事です。 その中で解った事は @スイングプレーンとはクラブの動きですが、クラブ゙は動きたい方向にしか動かないことであり、自分で変えられない事。 Aオンプレーンに載せるのは、クラブの支点、すなわちグリップエンドの動きを小さくする事によりオンプレーンしやすくなる事。(要は体の近くを通過する事です。) 以上が現在、わかってきた事です。 現在は、シャフトがボールをはじく音が違ってきています。(オーバーな表現ですが、シャフトが喜んでいるような気がします。) |
スイング改造 &上達の為の 練習方法 |
ゴルフは元来、楽しいものでなくてはいけませんね。 苦しい練習を楽しくするにも考え方一つです。 今日の練習が思うように行かなかった時、どうしても自分を納得させるために、球数を余分に打ってしまう時が有りますが、疲れるだけですね。そんな時、考え方として自分の規定数を終る時に課題を残して帰りましょう。その課題が次回の練習の糧になる訳です。次回の練習の時、作った課題を実践しに行くと言う繰り返しが自然に練習場に足を運ばせる事でしょう。 又、新しい事を行うには3ヶ月位の長いスパンを考えて行いましょう。上達するには強い意思と継続ですので工夫して練習すれば楽しくやれ、必ず、結果が表れます。 それから、力を注ぎ過ぎの時に結果が悪い方向に行かない様に練習を休み、イメージだけの練習もよい事であり、冷静に自分のスイングを解析出来ますのでおすすめです。(ゴルフは機械が行うのではないのですから) 私の先生(杉本英世プロ)の格言は【積み重ねが上達である】がモットーですので、コツコツ行きましょう。 |
パッティング | まず、パッティングの良し悪しの基準はボールの回転と思います。回転が良いと言う抽象的な言葉は一般的に使われますが、実際はどうだろうと疑問に思い、某プロ選手に質問をぶつけたところ、答が返って来ました。「回転の良いボールはね、ボールをヒットした時に回転の初速と終速が同じ速さに近い事だよ!」と、なるほど、それでプロのボールの伸びは、止まりそうで止まらず、カップまでスムースに進むわけです。結構説得力の有る言葉でした。 それを踏まえて、パッティングを考えてみましょう。 @距離感 Aライン まず、距離感はパターのスイートスポットでヒットすることは絶対の距離感を生む最低の条件ですが、ロングパットの場合、遠くの小さなカップに寄せるわけですので、実践の多い人は経験で賄えるでしょうが、他の人はかなり難しく3パット覚悟でしょう。しかし、考え方を替え小さなカップをドラム缶の直径と同じと考えれば案外、上手く寄るものです。対象物を大きくすれば良い訳で、そんな時に以外に入ったりします。 次にラインですが、これはラインに対する自分のジャッジが決め手です。 ジャッジが悪ければ、ミスパットしかカップに入りません。確率が低いですね。 ジャッジとはボールがカップにすい込まれる軌跡を、前もって準備するプロセスな訳で、たとえボールがジャッジと違い外れた場合、パットの打ち方が悪かったと結論してしまうのが常でしょうが、パットの上達は前進しません。それはジャッジの仕方が悪かったのですから、ジャッジを磨いてください。きっと良い結果が出てきます。 ジャッジと一言で言ってしまえば簡単ですが、ジャッジする要素は次の事項でしょう。@傾斜A芝目。 自分でジャッジした要素を踏まえてパットのアクションを起こし、運悪く外した場合は、更にジャッジを磨けと言うことで、こんなパットの失敗は次のホールに持ち越さないものです。 傾斜のジャッジで前から見たのと後ろから見たラインが一致しない時が有りますが、こんな時に良くプロ選手がパターを上に掲げて、片目をつむりラインを確認している姿を皆さんも見たことがあるでしょう。要はパターのブレードが、どの角度の時にシャフトが垂直か知っていれば、そのシャフトをカップの両端にあわせ、見比べれば必ずどちらかに傾斜している事が解ります。これもおすすめです。 初速と終速が極めて同じ打ち方のヒント。 まず、パターといえども2度〜4度のロフトが有る訳ですから、この角度を変えずヒットする事と ヒット時のボールとの接触時間が長い程、急激な回転をボールに与えません。この事はパターの材質にも寄るところですが、接触時間を長くするにはボールをヒットした後のパターのフォローをインに引く事で長く出来ます。実践した結果、ボールの回転が良く、今までカップにけられていたものがカップの両端から滑り込んでくれます。体験してみて下さい。 ボールがカップに入る幅はボールを3個横に並べだけ寸法だけある訳ですから。 こんな考え方でパットの精度を上げてみたらいかがでしょうか。 |
付録 遠くへ飛ばす。 PART.2 |
小川清二プロによるとドライバーショットの飛距離はその人の9番アイアンの2倍だそうです。 結構、説得力の有る言葉で、しっかり打てばその飛距離が得られるような気がします。 9番アイアンの2倍の距離が得られない事は、どこかでロスしている訳です。 今回はそのロスの原因を調べてみましょう。 まず、ヘッドスピードの違いと思われます。9番アイアンではスピードを上げる事が出来ても、ドライバーはシャフトも長く重量も違って来るわけですので、おのずとヘッドスピードが落ちるのでしょう。同じヘッドスピードが得られれば小川プロの言う9番アイアンの2倍の距離に比例する訳です。 この矛盾点を筋肉で鍛えて克服するか、はたまた道具で補うかでしょう。今の所はこの他、解決策が無いのが残念です。 まず、足掛かりとして、前述したスイングプレーンを磨く事と思っています。 この記事をお読みになり、解決策が有りましたら、どなたかご連絡下さい。 |
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