連載 PARBREAK・パーブレーク VOL.4 1999/12/25 編集・伊丹邦男 |
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冬のゴルフ | @寒さに勝つ Aシーズンオフの練習方法 Bコース実戦 |
@寒さに勝つ | 午前中の気温は寒さの真っ只中、午前10時を過ぎないと気温が上がってきません。又、午後3時を過ぎると 急激に温度が低下してきます。寒さに勝つにはまず、防寒グッズで固める事でしょう。 体の放熱ヶ所は首筋ですのでハイネック等で防ぎましょう。 又、グリップする手を温めるために、大き目の手袋にポケットカイロを入れて手先の感覚を落さない様にしましょう。 私が時々行う事は、セーターの下に薄手のウインドブレーカーを着れば、その下を薄着にでき、体の回転を損なう事がありません。下半身の防寒はタイツではなく、レッグウォーマーなどがベストでしょう。 (太ももを絞め付けると意外と体の動きが悪くなります。) |
Aシーズンオフの 練習方法 |
ゴルフにはシーズンオフは特別無いのですが、競技会は12月から2月まではありませんので、春先のゴルフに向かうまでの3ヶ月を一応、シーズンオフとして私は考えています。その1年のゴルフを占う春先(3月以降)に好スタートを切る事を目標に、練習に励みましょう。 まず、練習は自宅、ゴルフ練習場などがありますが、基本的に体作りをまず考えて行います。寒さの為、体が動きにくくなるこの時期に外へ出るのは嫌ですが、【目標は春先のゴルフ】としっかり持てば、おのずと前向きになります。 体作りは特に下半身を強化したいものですので、ランニング、ジョギング、早足散歩、又は運動器具(サイクル、ステッパー)等、色々工夫して毎日でなく週3回〜4回とローテーションを決めて短時間で飽きのこない様続けたいものです。 クラブを振る練習は特に通常の練習においてゆっくりのリズムで深く体を回して筋肉に負荷をかけて行いましょう。これらの練習で、気温が上がる春先には自分が思ったより、捻転が強くなってゴルフの結果に出てくる事でしょう。 この時期の練習として大事なのは、ボールをクリーンに打つことです。これは春先のゴルフコースは芝が枯れて厚みが無いフェアウエーではボールのライが悪いものですので、その為の練習です。又、クリーンにボールを捕らえる事が出来れば他のショットにも好結果をもたらす事でしょう。 それと、ゴルフ雑誌等でヒントを得た事もこの時期に実践して行えばゴルフの幅が広がります。 又、練習に飽きがこない様にアプローチの練習を多く行います。ピンチを救ってくれたり、チャンスを掴むのもアプローチ次第ですので、高く打ったり、低く転がしたり工夫してトライしましょう。 この時期の3ヶ月練習したことは必ず結果として必ず現れてきますので将来を見据えて希望が明るくなる事でしょう。 |
Bコース実戦 | 冬のゴルフコースはフェアウエー、グリーンとも午前中は凍っていますので、ある程度ボールのランを考えてプレーしましょう。まず、ショットですがメリット、デメリットがありますね。メリットはドライバーショットなどのティショットが落下してからランが出て思ったより飛ぶ事です。デメリットはグリーンを狙うショットが止まらずにオーバーしてしまう事です。 このメリット、デメリットを有効に使いましょう。夏場より距離の出るティショットのアドバンテージを有効にするのもグリーンを狙うアイアンショット次第です。 アイアンショットで大事なのは、シーズン中でもそうですが、距離感です。距離感とはグリーンのピンポジションまでの事を指しますが、通常のゴルフコースのグリーン奥行きは約、30ヤードです。従ってピンが中央の切ってある場合、ボールが落下してからランが出るので、その時の凍結状態により変わりますが、大体グリーンのエッジ又はカラーにボールを落下させれば良い訳ですから、実際の距離から15ヤード引いて打てばピンに寄るでしょう。このジャッジはシーズン中でも有効です。 このヤーデージのジャッジは闇雲に残り何ヤードだから何番アイアンとで打つという安易なショトとは違い、しっかりとしたゲームを行う上で重要です。良く練習ラウンドで一緒にまわるプロ選手のジャッジにはいつも驚かされます。 まとめると、プロ選手がやっている事ですがグリーンの奥行きが解ると簡単にピンに対してオーバー、ショートのショットが打てることです。 又、残り距離が長い、ショートホールの距離が長い場合にグリーンエッジまでボールを運ぶ事が出来ればゴルフは易しくなります。(残り距離より15ヤード引けが良い訳ですから、おのずとクラブの番手を小さく出来、簡単になる事により精神的に楽になります。) |
バンカーショット |
バンカーショットは苦手なものですね。 元来、バンカーはトラブルショット、ハザードですので、出れば上出来、出なくて当たり前の考えで行きましょう。 その上ピンに寄るのは練習でしかありませんが、12月24日に杉本英世プロとラウンドした時にヒントがあり、杉本プロに聞いてみました。バンカーショットの練習は直接ボールをクリーンに打つことから始め、後からダフらせて打つ練習をするのだそうです。最終的には2cm以内にボールの後方にクラブのエッジを入れられる様に出来ればバンカーショットは易しくなると教えられました。 又、バンカーショットの軌道ですが、低くトップを押さえれば、サンドウェッジのバンス(底の厚い部分)を簡単に使えて易しくなります。 バンカーショットは力ではありませんので、上記を踏まえて練習してみてください。 ![]() 杉本英世プロのバンカーショット・群馬県しぶかわCCにて |
編集後記 連載PARBREAK 3 をご覧になりレーザーアイによるスイングプレーンの練習で、R.Sさんよりお便りを戴きました。内容はご自分で器具を作られたそうです。それは学校の先生が教壇で使うレーザーポインターと言う¥2,000ほどの赤いポイントが照射されるもので簡単に手に入る様です。これをクラブのグリップに取りつけて練習をしてみたら今まで、スイングが間違っていたのと同時にボールが違ってきたと言う事です。早速感想を戴いてありがとうございました。 お役に立てて非常にうれしいです。 ![]() バックナンバー | TOP|VOL.1|VOL.2|VOL.3|VOL.4|VOL.5|VOL.6|VOL.7|VOL.8| |
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